季節の花
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春の草花
- 貝母百合(ばいもゆり)
花言葉 威厳 凛とした姿
春の草花です。俳画的な渋みがあり、茶花的な雰囲気があります。漢字では「貝母」と書きます。地中の鱗茎がちょうど貝殻をぴったりと合わせたような形なのでこう呼ばれているそうです。
淡緑色の控えめな花で繊細かつ上品な趣。よく見ると花の内側に紫色の網目模様があり、細い葉の先がくるんとぜんまいのように巻いています。
冬の草花
- 水仙(すいせん)
花言葉は、自己愛やうぬぼれ
日本水仙(ニホンズイセン)は、花は控えめでかわいらしく、気品のある姿と香りで人気があります。日本には、南宋の頃に修行僧が持ち帰ったといわれています。 漢名は中国の古典から「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」。綺麗な花の姿と芳香がまるで「仙人」の ようなところから命名されたようです。ひがんばな科スイセン属の多年草で、学名は「Narcissus tazetta var. chinensis」。属名の「Narcissus(ナルキッソス、ナルシサス)」は、ギリシャ神話に登場する美少年の名前にちなみ、種名の「tazetta」は、イタリア語で「小さいコーヒー茶碗」、小名の「chinensis」は、「中国の」を意味しています。*秋の草花 [#sc2d213c]
秋の草花
- 吾亦紅(われもこう)
野原に咲く赤い花。バラ科の植物です。
夏に咲く花ですが、吾亦紅の花が咲き始めると、秋の到来を感じます。中秋の名月に薄とともに飾りたい花です。
名前の由来は諸説ありますが、花そのものが「われもまた紅なり」と紅の色を主張したともいわれています。
はかなさのなかに潔さをも感じる花です。
われもまた 紅なりと ひそやかに 虚子
いけばなにも多く使われ秋の風情を表現しています*夏の花を紹介します [#m6575082]
夏の花を紹介します
- スモークツリー
花の散ったあとにふわふわとした毛のようなものが伸びてその部分が少し離れたところから見ると煙が立ち上がっているように見えるので、「スモークツリー」という名前が付けられました。けむるように咲くのでけむりそうとも呼ばれます。写景自然を生けるときには”霞=かすみ”のように使ったりします。
ウルシ科です。
- 紫陽花
雨にうたれて紫陽花の花が美しく咲いています。
最初は白っぽく咲き、だんだんと色が変わっていきます。
七変化とも呼ばれています。
ワンポイント
水揚げが難しい花です。日中ではなく涼しい時間に切りましょう。
茎の中央の白い部分を数センチほど取り除いてから生けると水があがりやすいです。